CYARea! が低額サブスクリプション型のWEBサービスとなった背景
CYARea! (ちゃりー)のサービス内容は一苦労掛けることにより皆さんのお手元にあるExcelでも設計構築することが可能です。むしろ、いま現在、Excelで「似たようなもの」を用意してあって、それで不動産の管理をなさっている方が多いのではないでしょうか。
実は、私の手元にも「そのような」Excelがあり、「そのような」ExcelがCYARea!の構想元になりました。
CYARea!開発のバックグラウンド
不動産について定量分析情報やインデックスなどを示すサービスが見当たらない
しかし、なかなか無いように感じられないでしょうか。不動産について定量分析情報やインデックスなどをポンポン示してくれるサービス。日本の不動産マーケットをみれば構造的に大手寡占化が進み過ぎてしまっているので、そういった大手が独自にこういったシステムを構築し、そこに十分な質と量の情報を囲い込まれてらっしゃるのかもしれませんが、微微たる私には余程窺い知れません。
Excelでの不動産管理の限界値
という事情にあって、不動産の評価分析(Valuation)を充実させていくために独自に手元のExcelデータの改良を重ねていった結果、そのExcelが30MBに及ぶポッテリ体になってきてしまい、その体たらくを見兼ねて結局(費やした何十もの時間を)ボツにしてしまったことがあります。
経験のある方はお分かりになると思いますが、30MBにもなったExcelは開くのに数分、1つ値を打ち込む毎に数十秒~数分の待機時間を生じさせます。
ポッテリ体になってしまった原因とは、これは一概に言えるものではありませんが、分析の効率化と半自動化を追い求め、大量の事例データを載せて調子に乗って検索関数や配列数式を膨大に使い込み、評価パラメータ算出のためのカテゴライズやスクリーニングといった類いを作り込んで、それなりのレベルの分析型を構築してみたら、そんなものになってしまうということだと思います。
これでは顧客の前でのプレゼンソフトとして使えないどころか、自分で使いこなしていくのにも遅くて辟易します。そもそも事例データの収集だけでもすごく大変ですよね。
定量分析と定性分析
ちなみに、いわゆる不動産鑑定評価書に組み込まれるような試算表データは300KB程度もあれば整備可能です。これは、「分析」についての粗方を(ほか証憑等の)Excel外から参照したりすることなどにも起因しているとは思いますが、鑑定評価書の中身を見れば、数字などを示した判断基準(定量分析結果)よりも、評価者の肌感覚(定性分析情報)を文字で羅列する根拠説明の方が随分多い気がされませんか?業界慣行としてこのようなところがあろうかと思われます。
「質・量ともに不足がちな定量分析の型と情報」を軽快なシステムで
これで至ったのは、分析の効率化を追い求めた「それなりのレベルの型」をローカルの表計算ソフトなどで作り込むというのは現実的でなくて(私はチャレンジに失敗したので)、「しっかりとしたレベルの定量分析分析の型と情報」を軽快なDBシステムで立ち上げWEB上へUPしてしまった方が遙かに利用価値の高いものになるのではないかということでした。他の業務支援系テックサービスでは、マーケティング目線=営業効率化の観点より、資料ダウンロードをフックに見込顧客(リード)として取り扱われて見積り請求の手続きを経ていく形態(大抵はセットアップ費用として数十万円からのイニシャルコストが掛かります)が近年多く見られますが、CYARea!ではユーザー目線に立っての利便性を重視し、価格を明瞭にした上で魅力的な料金設定におけるサブスクリプション型WEBサービスとしての提供を選択しており、簡単登録(最短1分)で無料トライアルが始められるようにいたしました。
他のテックサービスとの併用で相乗効果も
以上が、CYARea!開発の大まかなバックグラウンドです。
そこで、Excel管理から一歩進んだテックサービスを活用して不動産への投資パフォーマンスを高めていきたいといった方には、是非一度触ってみていただきたいと思っております(多く並べられてはおりませんが、会員登録無しで触れる機能、登録後無料で利用できる機能をご用意しています)。また、価格可視化や資金調達、仲介・管理業務の基底となるべき経営状況分析に比重を置くものとして、競合関係にあるテックサービスはさほど無いように思われますので、現在ご利用されている他のテックサービスと組み合わせてご活用されると相乗効果を得られるかもしれません。手続き上で一度クレジットカードの登録を経て頂きますが、暫くはベータ版リリース記念として、初回有料会員登録から60日間最上位(プレミアム)の会員機能まで無料で利用可能にさせて頂いております(60日間の間に無料会員までステータスを戻すと料金が掛からないようにしてあります)。
お気づきになられた不具合や叱咤などがありましたらTwitter(ツイッター)DMなどでも是非ご連絡いただけると幸いです(本当は憂鬱を吹き飛ばすような温かいお言葉をお待ちしていたいのですが)。
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よろしくお願いいたします。
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